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【心臓手術から3ヶ月♡】



早いもので、心臓手術から3ヶ月が経ちました。

今、振り返ると、大変だったし、大きな手術をしたんだなーって思うんですが、

病院にいる頃は私より病状が重い人がいっぱいいたので、自分はとても簡単な軽い手術を受けた気がしていました。

不思議なもので、その渦中にいる時は「こんな感じねー。」なんて軽く受け止めていることも

過ぎたあとに「あの頃は大変だったなぁー。」と気づくことが多い気がします。


ずっと経過観察中だった先天性心疾患が悪化し、赤ちゃんの頃からお世話になっていた病院で”心室中隔欠損症”の治療のため、開胸手術を行いました。無事に手術は成功したものの、その後”心膜切開後症候群”になり再入院。今は体調は安定し、大阪にある病院近くの実家にて療養中です。(自宅も職場も東京にあります。)



手術が決まってから、

一応、この世に居なくなるかもしれないと考えたし、

寂しい日も眠れない夜もあったんですよね…。

そんな気持ちも、すっかり懐かしい。

1番辛かったのは、手術前かもしれないなー。

ちなみに、自分にもしも…を考えた私が東京で最後にやってきたことは

「お風呂掃除」でございます。笑

家の片付けや整理整頓はわりとちゃんとしてるんですが、

『部屋は片付けているのにお風呂きたなーい!』

ってなりたくなくて、めっちゃ磨いてきました。

家を出るタイミングが梅雨入りしたばかりの頃だったから、これから更にカビルンルンたちが繁殖する季節。

長期間、家を空けてしまうことも心配だったし、しっかりカビ予防してきました。

(そんなお風呂。今はどうなっているのやら…。)

梅雨が明け、猛暑が続き、秋を感じる今日この頃。

「まだ大阪にいんのか!」と自分で自分にツッコミたくなります。

毎年出番が来る、お気に入りの服も靴も手元になくて、間に合わせで買ったもので過ごしていることはちょっとストレスです。

(こんなことなら、あと1箱分の荷物を送れば良かったな…。)





手術を受けてから、当たり前ですが日に日に体に変化があります。

“心室中隔欠損症”という病気は、右心室と左心室の間の壁に穴が開いていてそこから血液が逆流してしまうのですが、

私の場合、小さな穴だったので全く自覚症状も運動制限もなく、手術も必要ないままで、人と違うのは”心臓の音”だけでした。

だいたいみんなは、

「トクトクトク…」

という感じですが、私はずっと

「シャー、シャー、シャー…」

って感じで。

手術が終わり、胸に手を当ててみたら

「トクトクトク…」

に変わっていた時は、

「お!私、手術したんだな。」

って思いました。

(手術中は寝ているだけなんで、手術したぞーっていう実感があんまりなかったんですよね。)




余談ですが、小学校4年生くらいの時

理科の授業で聴診器を当てて心音を聞くっていう時間がありました。

隣の席の子と聞きあったのか、班ごとに聞きあったのかは覚えていませんが、

私の心音が他のみんなと違うことがバレてしまいました。

案の定、クラスの悪ガキはお調子者だった私の心音をからかい、

しばらく落ち込んだような思い出があります。





3ヶ月経った傷痕についても書いておこうと思います。

術後は、スーッと綺麗に細く一本線があるだけのとっても美しい傷痕だったのですが

1ヶ月半くらい経った頃から少し線が太くなり、赤く盛り上がってきました。

(シャープペンシルの線が、太いマジックになってしまった感じ。)

それでも通常20cm以上という傷が11cm程度の長さに収まり、

赤い盛り上がりが大した広がりを見せていないので、きっと先生の腕が良かったんだと思っています。

もちろん心臓の状態が良いことが1番なんですが、

これから一生目に見えて付き合っていく傷痕についてはとても気になっていたので、

『あなたはまだ若いし、できるだけ傷を小さくしたいなと思っているよ。』

と、配慮してくれる心のある先生だったことにも感謝しています。




術後からは酷い肩凝りのような筋肉痛のような痛みはあったものの、傷痕が痛いという感覚はあんまりなかったんですが、

術後2ヶ月を過ぎた頃から、ピリピリと引きつるような痛みと、痒みが強く出てくるようになりました。

更に猛暑で汗もかくし、下着とこすれると痛痒いしで胸帯をつけているのが苦痛になり、

思い切って2ヶ月半で胸帯を外したらちょっと楽になりました。

(3ヶ月付けるように言われてたんですが、骨は2ヶ月もあればくっつくらしいのでフライングしちゃいました。。。)

1回外すともう付けたくなくなって、、、

そのまま普通に生活しています。。。



痒みが強くなってからは、このテープを貼ってます。

少し痒みが治って、外からの刺激からも守られるので良い感じです。




ちなみに胸帯の写真はこれです。

色は青です。

ノースリーブとか着て、洋服の隙間から見えたらかなりダサいです。

(見えてもいいように、黒とかにしてほしい…。)

こちら、1万円ほどする高級品。

手術前日に下のコンビニで買ってくるように言われて、

「たっかー!」と思ったけど、術後にめちゃくちゃ頼りになる存在になります。

真面目に胸帯付けることを考えると、涼しくなってくる秋から冬にかけての手術がおすすめかもしれませんね。





長々と書きましたが、術後3ヶ月を迎えた私の心臓事情です。

術後3週間から11キロ以上の息子を抱っこしています。

最初はできるだけしないように過ごしていたし、少し持ち上げただけですごい疲れを感じた記憶がありますが、

今は普通のお母さんと変わりありません。

ただ、今でもやりすぎると筋肉痛のような痛みは出るので、やはり控えた方がいいんでしょうね。

(息子は胸帯つけている時は気を遣ってくれたのか、あんまり抱っこを要求しなかったのですが、最近は抱っこ抱っこと我慢してた分を取り戻すかのように要求してきます。)




退院してからも、心臓手術の人のブログを見つけたら読んでしまいます。

手術前は、とにかく情報が知りたい!って気持ちが大きくあったけど、今は少し違って

似たような経験をした人に共感したり、何を感じたかに興味があります。

そして、単純に手術を乗り越えて元気に過ごしている姿にとても安心します。

もしもこの先、同じような手術をすることになった人がたまたま私のブログをみてくれたら、

今はこんなに元気になってるー!って思ってくれたら嬉しいです😊



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Information

隠れ家デトックスサロンLiberta
オーナーセラピスト/小西亜梨沙
▫️
沖縄に移住したことををきっかけに『私が通いたいサロンをつくる!』と2014年3月にお店をはじめました。海の恵み、植物のチカラ、韓国式エステ、アーユルヴェーダが好きです。日々、手技の向上に努め、使う道具や商材はひとつひとつ心を込めて選んでいます。健康美を求める大人の女性のお手伝いができれば嬉しいです。
▫️
2019年に息子、2023年に娘が生まれ、2児の母になりました。
限られたご予約枠にご来店くださるお客様に感謝いたします。
いつもありがとうございます。

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