無事、手術が終わりました。
というか、きっと終わったはずです。
この記事がUPされたということは…。
という訳で手術前の夜中です。
3月末に予定していた心臓手術がコロナの影響で延期になり、新しい日程が5月末に決まりました。
6月10日 PCR検査・抗体検査
6月11日 入院
6月12日 手術
そう。新型コロナウイルスの検査をしてからじゃないと入院できなくなっています。
これがね、患者として見てても大変そうでした。
医療崩壊ってTVのニュースでやっていてもいまいちピンときませんが、
受付をして検温や問診、丁寧に説明してくれる役割の人、
検査をしてくれる看護師さんや先生の数が多くて、
これは仕事が増えて、大変なことになっているなぁと思いました。
実際私もその検査を受けるために説明のビデオを見せられ、
診察を受けて同意書に記入し、
鼻からながーい綿棒を突っ込まれ、
入院に必要な分も含めて大量に採血もして半日が終わりました。
(PCR検査に怯えてたけど、めちゃくちゃ上手な先生で痛くなくてホッとしました。)
夕方に検査結果の連絡が来て、予定通り手術を受けられることになりましたが、
『やったぁー!手術受けれる!』
とはならず、
『本当に本当にいよいよかぁ…。』って感じです。
できることなら受けたくないのですが、
かなりの確率で必要なんだもん。
覚悟を決めるしかありません。
心臓手術というと命に関わる大変な手術という印象ですが、
色々調べていくと今の医療では割と安全な手術も多いようです。
私の場合は、経過観察中だった先天性心疾患が悪化してしまったのですが、
心臓手術を受ける人の中では軽度で、
今すぐどうということはなく健康なんだけど
このまま放っておくと10〜15年後に心臓の弁を交換しなければいけなくなるということでした。
そうなると何度も手術することになったり、
薬を飲み続けないといけなくなったり、
心内膜炎になる可能性も高くなってしまったり、
今のうちに処置することで、大変な事態になるのを防ごうという予防手術になります。
(心臓が悪くなってから処置すると、うまくいかないことも多いそうで、悪くなる前の今がベストという判断です。)
そんな特に普段の生活に何も不自由を感じていない私が手術を受けるというのは、
「うぅ…。胸が苦しい。なんとかして。」って患者さんに比べて全く必要だと感じておらず、それがちょっと辛いところです。
人工心肺を使うデメリットも伺って、何かあっても文句言いませんと約束する書類にも署名して、
健康体の私は、病人になる準備をしています。
手術に向けてしっかり寝るべきなんだけど、
しばらく寝たきりになるのかと思うともったいない気もします。
そして、正直なところ眠れません。
手術前ってそんなものなのかなって思います。
予定手術の厄介なところは、とにかくカウントダウンまで長く…
考える時間が長すぎます。。。
私は半年以上前に手術が決まったのでそれからソワソワしながら過ごし、
とにかく息子と離れることについて考え、悩みました。
3ヶ月前くらいからは自分に起きる体調のことも気になり出して色々調べました。
1ヶ月前くらいからはだんだん夜更かしして調べて調べて調べ尽くして過ごし、
(子どもを預けることについてとか、手術の痛みや不安についてとか、術後の生活や仕事についてとか、おすすめの入院グッズとか。まぁ、色々あるんです。)
1週間前からは眠れなくなり、もう息子のことより手術への不安…。
胃はキリキリしてお腹を下して、精神的にやられます。
(ここで一度延期になったので、ガガーンでした。)
そして手術前夜は覚悟が決まったのか、病院という異空間に身を置いたからか、少し気が楽になっています。
不思議なもので、最近の中では1番よく眠れました。
それはもう、寝不足続いてクタクタだったからかもしれないですけどね。
息子はというと、とにかく楽しく過ごしているようで、
こんな時に全く心配しなくていいのはありがたいことです。
それでも別れの朝はいつもと様子が違っていたので、頑張ってくれているのかもしれません。
ありがとう!息子!
そして支えてくれる夫、両親、義実家に感謝です。
手術のことをブログに書こうと思ったのは、手術する可能性が出てきた頃からです。
なぜなら、私はそうやって体験談をのせている方から情報を得ることができ、大変お世話になりました。
ただ、困ったことに開胸手術については男性のものが多く、
女性ならではの悩みがわからなかったんです。
(例えば、車の運転については書かれていても、いつからフライパンを振れるのかわかりません…。大事でしょ?笑)
(下着ってどんなものがいいの?とか。)
1歳の子どもとの術後の生活が未だに未知の世界。。。
(ベビーカーに乗せれるのかな?お風呂入れれるのかな?)
ですから、私から発信できることはしたいなと思っています。
それから、やっぱり女性として大きな傷痕が体にあるって気になりますよね。
そうゆう悩みをかかえながらもサロンに来てくださるお客様は今までもいらしたのですが、
見られるのが嫌で、行けなかったって方もいるかもしれないなって思いました。
そんな方は、同じような傷痕を持っている私のお店に来てみるなんていかがでしょうか?
こんな時にまで営業している私、仕事熱心ですね。笑
もともとの予定日に合わせて連絡くれていた方々、
手術が決まったら教えてね!って言ってくれていた方、
面会行くからね!って言ってくれていた友達、
お知らせせずに申し訳ありません。
コロナ第2波も心配される中で、どこでまた延期になるかわからず、今日になりました。
また、面会も家族のみで更に人数と時間に制限もあります。
あと数時間で嘘のようにコクッと眠って起きたらしばらく痛みに耐えて過ごす予定です。
これがどれだけ辛いものなのかが怖くて仕方ないのですが、
“経験は宝”だと思って前向きに頑張ります。
その山を超えたら、コロナ自粛中に鍛え上げた暇の潰し方を用いて1人の時間を満喫しようと思います。
快適な生活を送るための情報(ふりかけ持参)も活用して、昨晩は病院食をいただきました。
病院食美味しかったけど、ふりかけかけたら更に美味しかったです。
少しずつ書いてるうちに朝7時をすぎたので、飲みものも終了の時間になりました。
お腹空いたなぁー。
次のごはんを楽しみに、がんばってきます♪
さっき先生が来て、
『全然変わらんねー。ビビってないなぁー。』と言われました。
いやいや先生、私ビビってますー!!
写真はいただいた御守りです。
ありがとうございます😊
※追記
今はICUにいます。
手術当日の18時から普通に目覚めてます。
どうやら、同じ手術の患者さんの中では、とても元気な方みたいです。
まだまだ管いっぱいで、早く歩けるようになりたいです。
ずっとベッドの上にいるのもしんどいし、ICUは1番辛い時間ですね…。
早く、あったかいコーヒーを飲みたいなぁー♪