リベルタの起業ストーリー
第1話
【10年間の会社員時代】
10年前の私からすると、自分で起業して商売をしている人は特別な人だと思っていました。
学生生活が終われば、大きい名の知れた会社に就職し、福利厚生がしっかりした安定した企業に属すのが正しいと思っていました。
だけど、その中でも『好きなことを仕事にしたい!』という気持ちがあり、会社員として約10年間、美容業界、アパレル業界で仕事をしてきました。
人生初めて就職した会社は、国内大手化粧品会社です。
大きい会社に就職して良かったところは、右も左もわからない19歳の私に、
接客の極意やマナー、肌のメカニズムから商品知識まで充実した研修システムで叩き込んでくれたことです。
(何度か転職していますが、あんなに新入社員のために勉強させてくれる会社はなかったです。ありがとうございました。)
⚫︎国内大手化粧品会社 美容部員
⚫︎補正下着メーカー ボディスタイリスト
⚫︎外資系メイクアップブランド メイクアップアドバイザー
好きなことだし、それなりに楽しいんだけど、なんだかしっくりこない…。
そんな感じで転職を繰り返しました。
気がつけば24歳になっていた私は、そろそろ腰を据えて働ける会社を見つけなければいけないと少し焦りました。
ちょうどその時に出会ったのが、新しく立ち上げたばかりの婦人服ブランドの販売員でした。
⚫︎アパレルブランド ファッションアドバイザー
“まだ、世の中に知られていないブランドを確立するための一員になりませんか?”
そんな言葉が胸を貫き、これだー!って、とても惹かれたのを覚えています。
それまでの会社と違うのは、出来上がったブランドではなく、創り上げていくという感覚。
これが本当に面白かったし、とてもやりがいもありました。
任せてもらえる仕事も多くなり、毎日が充実していました。
仕事内容も、販売員から店長になり、更には営業になり、東京や地方、海外出張にも行かせてもらい、商品企画などにも参加させていただいて、大好きなブランドだし、このまま一生働くくらいの気持ちでおりました。
が、しかし…
中間管理職という立場になった頃から、だんだんと違和感を感じてきたのです。。。
全然うまく仕事ができない…。
今となっては、私には大きい組織で働くこと自体が向いてなかったんだなぁーと思います。
当時、辞める選択をしたことに、たぶん周りもだけど、自分自身が一番驚きました。
本当に大好きなブランドだったからこそ、最後はしんどい時期でした。
ただ、私はどの会社でも近しい人にとても恵まれていて、ありがたい20代だったなーと思います。
あの頃、目の前にあることにとにかく必死で一生懸命で、無我夢中に仕事できたことは良い経験です。
嬉しいことも楽しいこともいっぱいあったし、
悔しくて悲しくて、トイレで泣いたこともいい思い出。
泣くほど本気で仕事できた経験、貴重だなぁー♡
さて、そんな29歳の私。
仕事を辞めて、それからどうするんでしょうね。。。