リベルタの起業ストーリー
第2話
【そうだ!沖縄へ行こう!】
29歳崖っぷち。
(29歳の時、30歳までに!って色々思いすぎて、崖っぷちに立たされている感覚でした。。。)
仕事なし。恋人なし。
30歳までに結婚とかするのかな〜なんて漠然と思っていた私は、なんにもなくなって29歳と半年になりました。
なんにもなくなるって本当に不安だし、
大人だと思っていた30歳は目前で焦るし、
誰にも必要とされていない感じがとても寂しく感じました。
(この時期、ありがたいことに仕事の話をいくつかいただきました。結局、今就職しても何にも変わらない気がしてしまい、お断りしてしまいましたが、寂しくて弱っている私にはとても支えになりました。ありがとうございました。)
ワーキングホリデーで海外に行くのもいいなーとか思って説明会など行ったのですが、
そんな計画をしてきたわけではないので資金もないし、お金を貯めるとこからかー。と思ったりしてぼんやりしていました。
(しかも、年齢的に間に合わない!)
そんな時、仲良しの友達も長年勤めていた仕事を辞めて、沖縄の宮古島に移住したんです。
「沖縄かー!すごいなぁー。私も住んでみたいなーとか思うけど、そんな勇気がないわ。」
と伝えると、
『行くって決めたら意外となんとかなるでー!』
なんて言われて、
「じゃあ、私も行こうかな?行くことにする!沖縄行くわ!」
と電話を切り、その後すぐに沖縄行きのチケットを取りました。
(沖縄なら、日本語通じるし、バイトもできるしね。)
4月20日頃だったと思うんですが、タイミングは…
母の誕生日があるので、それを祝ってからにしよう!と思い、5月5日にしました。
あと、2週間で沖縄!
なんかわからないけど沖縄!
南国トロピカル沖縄!
兎にも角にも沖縄!
ってことで、本当に沖縄に行くことになりました。
とりあえず、半年くらい行ってみよう!
働けそうな先を探すと求人はいっぱいあるし、リゾートバイトもたくさんあります。
あと、マンスリーマンションもあって、いくつかめぼしいのをチェックし、見学の予約。
履歴書に書けるくらいの経歴はあるし、しばらく休んでもなんとかなるだろう。。。
ちょっと不安がありつつも、大きなスーツケースをひとつ抱えて旅立ちました。
(ちなみに、友達は宮古島に居ましたが、私は長期間ネオン街なしに過ごせる自信がなかったので那覇に向かいました。笑)
*
旅立ちの飛行機の中、、、
「今日から沖縄に住むのかー♡」なんて考えながら紙コップのフチを噛んでいたら、
ガリッとすごい音がして、気づいたら前歯が折れていました!😱
どうやら、もともと弱っていた歯が紙コップのフチを噛むという割と優しめの衝撃で折れてしまったようです。
飛行機降りた私は、まさかの前歯なしでした。
今から、部屋の見学があるのに…。
今思えば、マスクすればいいんだけど、その頃の私は沖縄という南の島にマスクは似つかわしくない気がして付けませんでした。
だから、できるだけ口をあけないようにして部屋の契約をし、ごはんも食べに行きました。
(たぶんマンションのオーナーにはバレてた。でも、シャイな沖縄の人で全く突っ込んでくれずに気まずかったなぁー。)
沖縄だからと、沖縄そばを食べたんですが、歯がないとすすりにくいんですよ。。。笑
しかも、国際通り歩いてたら、まだピチピチの私にナンパしてくる人とかいて、
でも歯がないから、、、笑
のるにも断るにも歯がないから、頭下げるしかできなくて。。。
GW中なので、2日間治療できないまま部屋の掃除をしたりして過ごしました。
沖縄で1番に予約して行ったのは歯医者。
しかも、少ない貯金から、いきなり前歯だし…で7万円近く飛んでいきました〜!
(都内だと10万円以上かかる治療だったようで、沖縄価格でお値打ちだったようです。)
これ以来、私は歯の治療や検診を欠かさなくなりました。
もっと早くから歯を大切にしておけば良かったなと後悔しています。